説教

2018年4月22日

神から生まれた者
岸 敬雄 伝道師


申命記 30 章 9 節:ヨハネの手紙一 5 章 1〜5 節



聖書を私たちに引き寄せて読むことが肝心だと言われます。本日読まれました申命記30章9節、10節を私たちに置き換えて読んでみるとこのようになるのではないでしょうか。

私たちの神様である主は、私たちの手の業すべてに豊かな恵みを与えてくださる。神様は、私たちの身から生まれ子、家畜の生むもの、土地の実りすべてをまし加えてくださる。主は私たちの先祖たちの繁栄を喜びとされた。それと同じように、再び私たちの繁栄をも繁栄を喜びとしてくださる。

私たちが、わたしたちの神、主の御声に従って、この律法の書に記されている戒めと掟を守り、心を尽くし、魂を尽くして、あなたの神、主に立ち帰るからである。と言うようになるでしょうか。

先祖たちに与えた恵み以上に、今回は祝福を与えると言われています。私たちは、先祖のことで、少し違和感を感ずるかもしれません。

イスラエルの民の様に私たちの先祖の繁栄に神様の御業を感じ辛いかもしれないからです。しかし、わたしたちはすべて神様によって作られたものであります。私たちの現在の生活に至る歴史の中に、私たちの先祖の生活の中にも、確かに神様は関与してくださっています。

これらの繁栄は、私たちが神の声に従って、律法、ここでは申命記の中に書かれている掟に従い、心を尽くし、魂を尽くして、あなたの神、主に立ち帰る、その結果であると言うのです。

心を尽くし、魂を尽くして、あなたの神にと言えば、イエス様がマタイによる福音書22章 37節で言われた一番大切な教えとして語られたみ言葉を思い出す方も、皆さまの中には多くいらっしゃると思います。良きものが生まれるのは、主に立ち帰ったからであり、そして、良きものが生まれ出てくるのは主から生まれ出るのであります。逆の言い方からすれば、主から生まれた者が良きものなのであります。主なる神からは悪しきものは生まれ出ることは無いのです。
本日読まれましたもう一つの聖書箇所である第一ヨハネ5章1節から5節には、イエス様がメシアであると信じる人は皆、神から生まれた者です。と言っています。

私たちの救い主はたったお一人です。十字架におかかりになって下さり、私たちの罪のあがないをしてくださった神の独り子、イエス・キリスト様こそが、私たちの救い主であります。このことを信じる人は皆神から生まれた者だというのです。

神を愛する人は、神を愛するように神から生まれた者たち、すなわち神による兄弟姉妹おも愛すると言っているのです。

もしかすると、私たちを生んでくださった神様を愛することは簡単かもしれません。しかし、かえって目の前にいる兄弟姉妹を愛する事の方が難しいかもしれません。聖書は、愛します。と言い切っています。わたしたちが神を愛し、神から生まれた者を愛する事が出来るのであり、その様にすべきなのだということです。

そしてどの様に愛するかと言えば、神を愛するとは、神の掟を守ることです。神の掟は難しいものではありません。第一ヨハネ4章21節にあるように、「神を愛する人は、兄弟をも愛すべきです。これが、神から受けた掟です。」、言い換えれば兄弟すなわち、神から生まれた者を愛する事であり、これを行う者が世に打ち勝っている者であり、イエスをキリストと信じるものなのです。

そしてこの掟も、言い換えれば神様から与えられた恵みなのであります。私たちは主を愛し主に従い主に愛された兄弟姉妹たちを、神から生まれた者を愛し、今週1週間も過ごして参りましょう。



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